『ハウスの冷暖房コストを削減する』地中熱設備のしくみ

お待たせしました!1週空いてしまいましたが、前々回のBLOG
で紹介しきれなかった実際の設備について紹介します♪

どんなメリットがあるのか最初に説明しておきましょう

『既存ハウス』と『既存井戸』を活用するコストダウン型地中熱設備のメリット

既存井戸を活用することで、井戸掘削費無く安価で設備運用が可能(水資源も同時に利用可能

天候に左右されずに、季節を問わず安定した熱源を供給可能

●空気式ヒートポンプが適さない寒冷地においても問題なく使用可能

●クラウン冷却(温度制御)によりハウス内温度を低くでき、燃油代を節減

●イチゴのクラウン冷却を一部だけといった小さな範囲でのお試し運用や、
 今現在足りないエネルギーを補うといった予算に合わせた増設での運用が可能

作業効率の上昇と品質向上安定出荷により、増収・高値出荷となり経営が安定

 大規模農業と同じことが、実は小さな設備でもできてしまうんです。
魅力的だと思いませんか?

では、実際の機器はどうのようなものでしょうか?
 主な機器をご紹介します。

①CORONA製地中熱ヒートポンプ(ハイブリッドタイプ)
  外部に設置するため、ハウス内の面積を取りません。しかもスリムです!


②プレート式熱交換器 5kW 
  ヒートポンプの棚に設置。
  水質変化に左右されないようにヒートポンプ安定運転のために設置しています
  水質が良い場合は設置しないプランもOKです



③制御盤 (データーロガー含む)
  この中に、機器で制御を行っています。
  見える化設備、ヒートポンプのリモコンとデーターロガー類を内蔵しています 


  (1)(制御盤内)見える化モニター(制御盤内)
     設定環境を制御。モニターで現状を見える化しています
      

  (2)(制御盤内)地中熱ヒートポンプ用のリモコン
     ガイド付きで住宅用と同タイプなので、特に操作に迷うことはありません。
     制御盤内に設置し、他モニタリング機器と連携して自動で制御しています


  (3)(制御盤内)データロガー(左側)
     各種計測データを記録しています。



④各種室内環境計測機器
     計測結果は制御盤内データロガーで記録、制御しています

  (1)外気温用温度センサー
         ハウス外気の温度を計測しています。

  (2)ハウス内温度センサー
        ハウス内の温度を計測しています。

  (3)温度センサー(土壌)
       クラウン近くの温度を計測しています。


  (4)井戸内温度センサー(井戸水)
     補助事業のため井戸水の温度変化を測定。
     測定結果と組み合わせることで、COPを算出できます。


  (5)電磁流量計
     使用環境を制御観察するための計測器を設置しています


 (6)圧力計&圧力弁
     温水の水圧を観測・調整します。
     圧力が下がっている場合は、何らかのトラブルが考えられます。


  (7)消費電力量計(制御盤内設置)
     消費電力を測定しています
  

⑤栽培ベッド配管設備


どうですか?
実際の農業の現場で使われている様子をお伝え出来たでしょうか?

本物件は補助金事業のため、行政報告書用の多くの計測機器を設置していますが、
自己資金の場合は適切な箇所のみの計測で問題ありません。

しかし、無駄な設備かというと、そうではありません。
環境制御にも活用できる計測を行っているため、
見える化やより高度な環境制御を同時に組み合わせることによって
他設備を追加で導入する場合と比べて安価で環境制御をすることが可能となります。

見える化のメリットは、

 ・省力化できる
 ・成功例と同じコンデションを再現することが容易になる
 ・判断基準が明確化して改善が容易になる

つまりは、
受動的な農業ではなく
能動的に農業経営が出来るようになるということなのです

従来の地中熱設備ではコスト高になる掘削費などを省いて、
 今ある設備を最大限に活用できる地中熱設備
ちょっと考えてみませんか?弊社までお気軽にお問合せ下さい。
ご紹介した導入先事例
○既存井戸      30m (揚水量 50L/min)
○既存農業ハウス 間口8m×5連棟×奥行36m (軒高3.2m)
床面積 1440㎡

※観光農園営業中のハウス内の見学も可能ですが、事前に弊社まで連絡頂ければ幸いです

 ●参考●
  →使用ユーザー様の声 
  →地中熱ヒートポンプメーカー紹介動画
  



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